撮影:2026年7月31日 06:58 カメラに動じない。
このハチは?
AI による概要
画像に写っているハチは、腹部の基部が徳利(とっくり)のように細長くくびれている特徴から、スズメバチ科(ドロバチ亜科)のトックリバチの仲間(コトバンク、代表的な種としてミカドトックリバチなど)の一種に見えます。特徴:黒い体に鮮やかな黄色の斑紋があり、第1腹節が極端に細い「腹柄(ふくへい)」になっているのが外見上の大きな特徴です。
生態:地面や植物の枝、壁などに泥をこねて徳利や壺の形をした小さな巣を作り、その中にガやチョウの幼虫(イモムシ・シャクトリムシなど)を麻酔して運び込み、自分の卵を産み付ける「狩りバチ(単独性)」です。
危険性:単独行動をする種類のため攻撃性は非常に低く、こちらから強く刺激しない限りめったに刺すことはありません。
地面をかじっていたが。
巣の材料にするための「泥」を集めて、泥団子を作っていたところです。
写真の昆虫はトックリバチやスズバチなど、ドロバチ亜科に属する「カリバチ(狩り蜂)」の仲間です。地面をかじっていた理由
泥団子の作製:乾いた土に水や自分の唾液を混ぜ合わせ、口(大あご)でこねて丸い「泥団子」を作ります。建築資材の調達:その泥団子を口にくわえて飛び立ち、木の枝や民家の壁などに壺(とっくり)の形をした頑丈な泥の巣を組み立てます。
子育ての準備:完成した泥の部屋にアオムシやシャクトリムシを麻酔して閉じ込め、卵を産み付けて蓋をします。
危険性についてこの仲間はスズメバチやアシナガバチとは違い、集団を作らず単独で行動する非常に温厚なハチです。こちらから手で掴んだり、強く刺激したりしない限り、人を襲って刺してくることはまずありません。庭の害虫を狩ってくれる益虫でもあるため、見かけても見守って大丈夫です。
巣の大きさはどのくらい?
このハチは自分で一から大きな巣を編むのではなく、主に既存の穴(竹筒の穴、木の隙間、カミキリムシの脱出孔など)を泥で仕切って巣として利用します。そのため、巣そのものの「大きさ」は利用する穴のサイズによって決まります。
巣の大きさと特徴
利用する穴の直径:およそ 1センチ(10ミリ)前後 の細い管や穴を好んで使います。
巣全体の長さ:竹筒などを利用する場合、奥行き数センチ〜十数センチにわたって泥の仕切りをいくつか作り、複数の個室(育房)を並べます。
外見:子育てが終わると、穴の入り口を泥で完全に塞ぐため、外からは「泥で塞がれた直径1cmほどの丸い穴」に見えます。
なお、同じドロバチの仲間でも、植物の枝などに自力で泥の壺を作り上げる「トックリバチ」の巣は、直径 1.5〜2センチ ほどのとっくり・鈴のような形になります。どちらの場合も、スズメバチのような数十センチに達する巨大な巣を作ることはありません。
地面をかじる様子。こねた団子を運ぶ。